こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
日本は1年を通して鼻炎に悩む方が多いと言われています。
歌う人にとって鼻の調子が悪いのは致命的と言っても過言ではありません。
そんな私も鼻炎があり、花粉症もあるので自分の体質と上手に付き合いながら歌ってきました。
今日はボイトレに鼻炎が及ぼす影響と付き合い方について解説していこうと思います。
ボイトレに鼻炎が及ぼす影響
日頃から鼻炎に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
また、日本には1年を通じて花粉が飛散しています。
今や花粉症や鼻炎ではない人の方が少ないのでは?と思うほどです。
ボーカルレッスンを受けに来られる生徒さんにも花粉症や鼻炎で悩んでいる方も多く、症状が出た時の対策を一緒に話し合ったりしています。
歌う人にとって鼻詰まりの症状がある時は不便でなりません。
鼻詰まりによるボイトレへの悪影響
鼻詰まりにより、歌や発声にさまざまな悪影響があります。
具体的には以下のような悪影響を感じるでしょう。
- 呼吸が浅くなり歌いづらい
- 自分が出してる声のニュアンスが分からなくなる
- 耳が遠くなり、音程やリズムを外しやすくなる。
- 口呼吸になってしまい、喉が渇きやすく、疲れやすくなる。
- 声が枯れる場合もある。
鼻炎によるボイトレへの一番の悪影響は「共鳴」
鼻詰まりによる声への悪影響はさまざまな考えられますが、一番影響を受けるのは鼻腔共鳴だと考えています。
ボイトレ(発声)において非常に重要な声の響きが感じられなくなります。
鼻腔共鳴が出来ることで声が「楽器」となり、力強く響く声が作られます。
この感覚が鼻詰まりによって分からなくなるので、いくら安定した発声ができる人でも力任せな発声になってしまったり、口の中の形(フォーム)が不安定になってしまったりして、正しい発声で歌うことが難しくなります。
鼻炎と歌の上手な付き合い方~改善方法~
鼻炎だから、花粉症だからという理由で歌が好きな皆さんがボイトレや歌の練習を諦めるのはまだ早いです!
私も上手に付き合いながら上達し、歌を続けられています。
私が実践してきた改善方法の中で効果的だったものをいくつか挙げておきますのでぜひ参考にしてみてください!
鼻炎と歌の上手な付き合い方「耳鼻咽喉科で診てもらう」
まず悩まず耳鼻咽喉科で相談してください。
日頃から喉のケアを考えている方で鼻炎の方は「歌を歌っている事もしっかり伝えて」専門医に相談してください。
耳鼻咽喉科の中には私たちのように声のお仕事をされてる方たちを専門で診てくれる病院もあります。
私も実際にそういった専門の病院で定期的に診ていただいています。
自分の体質や生活習慣を見直すきっかけにもなるのでぜひかかりつけ医を見つけておくことをオススメします。
鼻炎と歌の上手な付き合い方「生活習慣の改善」
バランスの良い食事を摂り、しっかり寝る!
これは鼻炎や声に限らず健康のために大事なことですよね。
食生活が乱れたり、睡眠不足が続くと必ず体調に出ます。
不調をきたしたり、鼻炎の症状も強く出たりします。
花粉症の時期などは特に最悪です。
気持ち良く歌いたい、思う存分ボイトレしたいならば日頃の生活習慣を見直しましょう!
鼻炎と歌の上手な付き合い方「身の回りを清潔に!」
鼻炎や花粉症の症状を抑えるために普段から家の掃除をするなどして身の回りを清潔にしておきましょう。
また、マスクをすると喉の湿度が保たれて外部からのホコリやウィルス侵入も防げることに繋がるので普段からマスクを着用しましょう。
私は就寝時、毎日温かい紅茶(スロートコートティーという喉に良いとされる薬用オーガニックティー)を飲み、マスクを着けて寝ます。
これを日課にしてからというもの、喉の調子が良い状態で日々キープできています。
鼻炎、花粉症の症状が出た時にオススメのボイトレ
最後に、「鼻炎や花粉症の症状が出た時にオススメのボイトレは?というご質問をいただいています。
回答としては「程度によるが少し声出しはしておいた方が良い」と思っています。
全く声を出さないのは良くありません。
声帯や首周りをはじめ、あらゆる箇所の筋肉が発声に関連しています。
全力で歌うのはオススメできないのですがある程度のボイトレはしておいた方がいいです。
全く声を使わなくなると復調した時にはっきり分かるほど歌声に衰えを感じます。
鼻炎症状の出ている時のボイトレにはハミングがオススメです。
ハミングで発声することで血行も良くなり、鼻詰まりも緩和されるのに一石二鳥です!
鼻炎、花粉症の症状が出た時にやらない方が良いボイトレ方法とは?
風邪をひいた時などもそうですが、普段の健康な状態より鼻詰まりなどにより、力任せな発声になってしまい、喉も痛めやすい状態といます。
その場合はいつものように全力で歌ったり、長時間ボイトレするのはやめた方が良いでしょう。
また、キーの高い曲も避けたいところです。
むやみに練習するよりも本調子に戻るまでは「声を整える(メンテナンス)」という位置づけで練習するようにしましょう。
ただし、あからさまに調子が悪い、喉が枯れているといった状態の時には調子が戻るまでボイトレは休養してください。
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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