こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
あなたは自分の歌う音程に自信はありますか?
思うように音程が取れないということが悩みでボイトレに来られるという方は非常に多くいらっしゃいます。
音痴と言っても音程が時折外れてしまう程度の方から、音程が取れているかどうかさえ分からないという人までいろんなタイプの方がいて、音痴の度合も人によってさまざまです。
今回は音痴の症状やタイプ別に音痴克服方法をご紹介します!
音痴タイプは大きく分けて2種類!
以前の【音程がとれない!】歌のコンプレックスを解消!〜症状別・音痴克服完全ガイド〜でも解説していますが改めて音痴の主な2種類について解説しましょう。
音痴が主に以下の2種類に分けられます。
音痴タイプ1「運動性音痴」
「運動性音痴」とは正しい音程が理解できた上で正確にその音程を歌えない状態の音痴のことを指します。
いわゆる歌の運動神経ということです。
よくボーカルレッスンに来られる人で音痴を改善したいという人の歌を聴かせてもらうと全然音程が取れていないわけではないけど外すこともある、という程度の方がいらっしゃいますがこの場合は「運動性音痴」にあたります。
音痴タイプ2「感受性音痴」
正しい音程が気付けない場合は「感受性音痴」の可能性があります。
こちらは運動性音痴のように運動能力、つまり声帯の問題ではなく音感を鍛えて耳を養う必要があります。
感受性音痴の場合は、音程の距離感を覚えるためのイヤートレーニングを繰り返しながら徐々に感覚のずれを無くしていくことになります。
【症状別】音痴克服ボイトレ方法!
ここからは実際に症状別の効果的なボイトレ方法についてご紹介します。
ご自分の音程の問題と照らし合わせて適切な練習方法を取り入れてみてください!
音程が高く外れる
声量がある人や激しい音楽が好きな人に音程が高く外れる癖がある方は多いです。
一言でいうと「力みやすい人」はこのタイプです。
その場合は脱力した発声を身に付ける練習をすると効果的です。
代表的なのが無駄な力みを解消してくれる「ハミング」によるボイトレですね。
その他にも以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧になってみてください。
歌うと音程が高く外れる?原因と高く外しやすい人の特徴、音程を正確に取るコツ
音程が低く外れる
音程がフラットになりがちな人も多いですね。
この場合はお腹の支えがキープできていない場合が多いです。
腹式呼吸を意識したロングトーン練習をして正しい音程をキープできるように意識すると改善していくでしょう。
それから歌う時の表情が暗い人も注意が必要です。
口角を上げて表情を柔らかく歌うことを意識しましょう。
音程が低くなりやすい人向けのボイトレ方法をこちらの記事で解説しています。
ピッチが低く外れる原因とは?ケース別・音程を改善するボイトレ法
声が裏返る
声が裏返りやすい人も「力み」が原因であることが多いです。
正しい発声方法を身に付けることも大事ですが裏返りやすい人は「舌が硬い」ということにも起因しています。
以前ブログでご紹介したような巻き舌(タングトリル)をはじめとした舌のトレーニングをすると徐々に改善できるでしょう。
歌い出しが外れる
歌い出しの音程が曖昧で歌いながら徐々に合わせていくという人もいますね。
こういった方はしゃくり上げるように歌う癖もあります。
これは音程が分からないわけではなくて、歌いながら徐々に合わせるという歌い方が長年の癖として身に付いてしまっている状態なのです。
最初の1音を思い切りよくバシッとと歌い出す練習をする必要があります。
楽器で最初の音程をよく聴いてハッキリと勢いよく歌い出す練習を繰り返して曖昧に歌い始めてしまう癖を取り除いていきましょう。
楽器をお持ちでない人はスマホの鍵盤アプリでもOKです!
歌の語尾が外れる
歌の音程は基本的に合っているけど語尾で声を伸ばすと徐々に外れていってしまう人もいます。
これはロングトーンの練習を通じてブレのない腹式発声を身に付けることが大事です。
とてもシンプルな練習です。
最初は3秒とかで良いので音程を真っすぐ歌います。音程がブレなくなってきたら5秒、10秒と歌い続ける時間を長くしていってみてください。
もちろん声を出し続ける時間には限度がありますが10秒ほど音程を安定させたまま歌えるようになれば立派です!
そもそも正しい音程が分からない
正しい音程を歌えているか分からないという方はとにかく録音してください!
自分の歌を録音して聴き返すことが大事です。
それでも音程が合っているか合っていないか分からないのであれば、ドレミファソラシドの正しい音の高さを覚えるボイストレーニングを積み重ねることをオススメします!
この繰り返しで音感と歌う喉の感覚を同時に養えるので徐々に音痴克服していけます!
原因や症状が分かれば音痴は克服できる!
世の中には音痴で悩んでいる人がとても多くいらっしゃいます。
音楽は好きなのに音痴がコンプレックスで人前で歌うのは避けたいとまで思っている人もいます。
しかし、音痴は原因を見つけて正しいトレーニングを積めば必ず克服することができます。
諦めないで頑張りましょう!
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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