こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
幼少期からピアノを弾いていた方など、世の中には「絶対音感」の持ち主がいらっしゃいます。
正確に音程を聴き分けられる絶対音感があれば歌っても音を外すことはないのでは?
そう考える人もいらっしゃるかもしれませんが実はこれは間違いです。
聴きとれる音感と歌の音程の正確さは別のものなのです。
絶対音感があっても歌うと音程が取れないという人もいらっしゃいます。
今回は絶対音感があっても上手に音程が取れない理由と音痴克服にできることをご紹介します!
絶対音感と歌唱力は直結しない!
絶対音感と歌の正確さはまったくの別問題だと考えてください。
実際に絶対音感をお持ちの人でも歌うと上手に音程が取れないという人も多くいらっしゃいます。
それは一体なぜなのでしょうか?
絶対音感とは?
そもそも絶対音感というものがどんなものかご存じですか?
一般的に多くの人は鳴った音を聴いて音程が高いとか低いとか、合っているとか合っていないと判断すると思います。
こうした音を実際に聴いて判断する音感を「相対音感」といいます。
絶対音感は楽器の音を鳴らさなくてもこの音はレだなとか、ファだなと判断できるのです。
そんな素晴らしい能力があれば音程を正確に歌うのも容易いだろうと想像するかもしれませんが実際にはまったくそんなことはないんです。
絶対音感は「リスニング能力」
絶対音感とはその名の通り、リスニング能力です。
音を聴き分ける「音感」の部分で秀でているのであって実際の歌唱力とは直結しておらず、それぞれ別の能力なのです。
絶対音感でも音程が取れない原因は?
歌は声を使います。
声で音程を取るためには声の出し方、体の使い方が正確に機能していなくてはいけません。
これは一種の運動能力だと考えてください。
そのため、絶対音感を備わっていたとしても正確にその音程を声で再現する運動能力が備わっていなければ音痴になってしまうのです。
声の運動能力を鍛えていくことで音痴克服に繋がります。
音痴克服のためにできること
今回は音感がある前提で、歌の音程を正確に取るための音痴克服方法についてご紹介します!
以下のような習慣を身に付けることで徐々に音程を正しく歌うことができるようになります。
歌う回数を増やす
まず、絶対音感であっても歌の音程が不安定になる一番多い原因としては「歌の経験不足」です。
これまであなたはそんなに沢山歌ってきていないのではないでしょうか?
歌の経験値が足りないがために声帯のコントロールがうまくいかない場合が多々あります。
そういった方はとにかく歌う回数を増やす、音楽を聴きながら口ずさむ回数を増やすようにしてみてください。
音階練習をする
とてもシンプルな方法です。
低い音程から高い音程まで満遍なく音階練習して音程に合わせた声の出し方を叩きこむ練習が手っ取り早く、音痴克服に繋がります。
簡単な音階から始めて徐々に音程が離れているようなフレーズに移行して難易度を上げていきましょう。
正しい発声方法を学ぶ
頭で思っている音程と歌った音程に差が生まれる場合は、腹式呼吸をはじめ、正しい発声方法を学ぶことをオススメします。
正しい発声フォームを身に付けることで音程の再現度が上がり、音痴を克服することに繋がります!
音域を拡げるボイストレーニング推奨!
どうしても余裕のない音域になると音程は不安定になるものです。
ボイストレーニングを通じて音域を拡げることで声域に余裕が生まれます。
そうすると徐々に幅広い音程を安定して歌える能力が養われていきます。
低音域から高音域まで満遍なく発声する習慣を身に付けていきましょう!
【音痴克服】ピッチトレーニングは焦らずじっくりと!
音程を正確に歌うのは運動能力です。
日々のトレーニングの積み重ねが大切です。
時間をかけて焦らずボイトレを継続することで着実に音痴克服していくことができます。
焦らず頑張ってください!
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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