こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
皆さんは日頃、呼吸は「口」でしていますか?それとも「鼻」でしょうか?
歌やヨガなど、腹式呼吸が必要と言われているジャンルでは鼻呼吸を推奨されることが多いです。
しかし、日本人には口呼吸の方が多いとされており、なかなか鼻での呼吸が習慣にないという方が多いのも事実。
これは言語の影響もあるでしょうし、最近では花粉症やアレルギー性鼻炎などをお持ちの人が多いのも起因しているかもしれませんね。
では、なぜボイトレで鼻呼吸する必要があるのでしょうか?
今回は、ボイトレ時の鼻呼吸のメリットについて詳しく解説します。
「鼻呼吸」と「口呼吸」の違いとは?
鼻呼吸と口呼吸の違いって何なのでしょうか?
比較してみましょう。
鼻呼吸
- 喉への負担が少ない
- 深く吸えるので呼吸が安定する
- 腹式呼吸しやすい
- クイックで早く吸うのには適していない
口呼吸
- 喉が乾きやすくなり、負担は大きい
- 呼吸が浅くなり、喉声になりやすい
- クイックで早く吸えるのでテンポが早い曲には適している
ボイトレで鼻呼吸をオススメする理由とは?歌声へのメリット
ボイトレ時を始めると最初に「鼻で息を吸う」ように指導されることが多いです。
それはなぜでしょうか?
鼻呼吸を身に付けるメリットについて考えてみましょう。
ボイトレが鼻呼吸の理由1.腹式呼吸の感覚が掴みやすい
口呼吸は一般的に呼吸が浅くなる傾向にあります。
これでは肩や首に余計な力がかかり、喉声などの原因にもなります。
ましてやお腹の支えをしっかりキープして歌うことに慣れていない段階では難しいのです。
ある程度、腹式呼吸の感覚が掴めるまでは鼻から深い呼吸を意識することを推奨しています。
ボイトレが鼻呼吸の理由2.喉への負担が少ない
歌う上で口呼吸の最大のデメリットとして考えられるのは「喉への負担」です。
どうしても口から強く息を吸い込むと喉が乾いてしまったり、刺激してしまう原因になってしまうため、喉を痛めてしまうリスクが高まります。
鼻呼吸の癖を付けておくことで喉を大切に使うことができるのです。
ボイトレが鼻呼吸の理由3.鼻呼吸の習慣が風邪予防など体調ケアに繋がる
前述したように喉を痛めるリスクが格段に減るため、声を日頃からケアできるのは大きなメリットです。
無意識に口呼吸になっていると、いびきの原因になったり、そこから喉が枯れやすい、痛めやすいといったデメリットが生じます。
喉を一度痛めてしまうともちろんボイトレを楽しむことはできませんし、日常生活にも支障が出ますよね。
鼻呼吸によって日頃からの喉ケアに繋がります。
結局、歌う時は鼻呼吸?口呼吸?
では、歌う時は基本、鼻呼吸なのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
プロのアーティストでも「鼻呼吸」と「口呼吸」を使い分けています。
理由としては冒頭でもご紹介したようにそれぞれの呼吸方法にメリット・デメリットがあるからです。
使い分けると言われると難しく感じるかもしれませんが、鼻呼吸のコツを一度掴むといずれ無意識に使い分けができるようになります。
焦らず練習してみてください。
ボイトレの呼吸法についての記事をご紹介
過去の記事で腹式呼吸の習得方法やメリットなどを詳しく解説しています。
こちらの記事も参考にしながらボイトレしてみてください!
【ボイトレ】腹式呼吸は歌の上達に必要?確実にコツを掴める練習方法。
歌が上達しない!?ボイトレの成果が感じられない人の練習方法と考え方
発声の基本は「呼吸」!正しい呼吸法を身に付けて歌声に乗せよう!
歌や日常会話など、発声の基盤になるのはやはり「呼吸法」です。
正しい呼吸方法をマスターすることで喉の負担を減らし、理想的な歌声を手に入れることができます。
呼吸法の練習自体は声を発さずにできるため、時間帯や環境問わず行なえます。
継続することで着実に身に付くのでぜひご紹介した内容を参考に練習してみてください!
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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