カラオケで歌う時、裏声の箇所で急に弱々しくなってしまうことはありませんか?
裏声に苦手意識を感じている人は意外に多いです。
それでは歌詞が聴き取りづらくなりますし、音量差で気持ち良く聴かせることもできません。
逆に裏声を滑らかに歌えるようになれば歌える曲が増えて選曲の幅を拡げることもできます。
今回は裏声が苦手、弱々しくなってしまうという人向けに裏声上達方法を解説します!
裏声が上達すると歌声はどう変わる?
裏声が上手に歌えるようになると歌える曲の幅が拡がるのはもちろんですが、それ以外にも歌声にさまざまな良い影響をもたらしてくれます。
音域が拡がる
裏声の練習をボイトレに取り入れると地声・裏声含めて音域が拡がります。
なぜ?と思われるかもしれませんが、裏声を使うことで声帯や輪状甲状筋を鍛えることに繋がり、高音域も出しやすくなるためです。
特に男性は裏声が苦手な人が多いので積極的に練習しておきましょう。
ミックスボイスの習得に繋がる
裏声の練習を積み重ねることで地声と裏声の間がスムーズに切り替えられるようになります。
これにより、地声と裏声の境目である「ミックスボイス」を習得することに繋がります。
裏声に慣れてきたら地声と裏声を切り替える練習をすることも効果的でオススメです。
力みの取れた楽な発声が身に付く
裏声は力むと綺麗に出せなくなる発声です。
裏声の練習をすることで力みの取れた発声を身に付けることができます。
そのため喉声に悩んでいる人や声を張り上げて歌ってしまう人には特にオススメしています。
音程も正確に歌えるようになる
裏声の練習によりリラックスした発声ができるようになるので合わせて音程も安定するようになります。
音程は繊細な声帯の動きによってコントロールされています。
力みがあると不安定になるのも当然ですよね。
裏声をボイトレに取り入れることは音程トレーニングの役割も担ってくれます。
裏声が上達する4つのステップ!
裏声が上達する4つのステップをご紹介します!
ご自分の現在の裏声マスター度合と照らし合わせて1つずつ練習していきましょう!
ステップ1.「息漏れの多い裏声」でファルセットの土台を作る
まずはシンプルに裏声を出す練習をします。
「ハー」と裏声を出してみましょう。
息が続く範囲で声を出し続けてみてください。
途中で声が震えたりせず、声の質が変わらないように発声できるまで練習してください。
人によっては綺麗な裏声にならないこともあると思いますがその場合は裏声を歌う声帯が弱い可能性があります。
綺麗に出なくても良いので繰り返し練習することで筋肉も発達して徐々に出せるようになるので安心してください。
ステップ2.「息漏れの少ない裏声」で実用的なファルセットを習得する
裏声が出るようになってきたら今度は短い発声で裏声を練習しましょう。
「ホッホッホッホッ」とスタッカートで歌ってみてください。
声を長く出すよりも裏声を歌う難易度が上がりますがこの練習により、裏声に力強さが加わり、実用レベルの裏声が歌えるようになっていきます。
ステップ3.「裏声の低音域」を練習してファルセットの安定感を作る
地声で歌っていてとっさに裏声に移行した時、急に音量が小さくなった経験はありませんか?
これはもともと裏声が苦手だった人にとっては当然の症状なのです。
裏声が歌えるようになったばかりの頃は裏声の声帯がまだ発達しておらず、音域が狭い状態です。
ここまでのボイトレを通じて裏声が上手にできるようになってきたらそこから少しずつ音程を下げていき、低音域の裏声も安定して出せるように練習していきましょう。
徐々に地声との音量差も縮まり、スムーズに入れ替えられるようになります。
ステップ4.地声と裏声を切り替える発声で実践的なトレーニングを積む
裏声が上手に歌えるようになってきたら地声と裏声を使い分けるための練習を取り入れてみましょう。
オススメは1オクターブ違いの音程を聴きながら低い方を地声で、高い方を裏声で歌う練習です。
1オクターブの距離は地声と裏声を入れ替える練習に最適な音程差なのでぜひやってみてください!
さらにできるようになってきたらテンポを速くしたり、近い音程差で地声と裏声を切り替えたり難易度を上げていきましょう。
裏声が上手になると歌える曲も増える!
裏声の切り替えが上手にできないと歌えない曲は意外と多いです。
無意識のうちに裏声の使い分けが難しい曲を避けていませんか?
裏声が上手に歌えるようになったら選曲の幅も増えて今まで以上に楽しく歌えるようになるでしょう。
ぜひ焦らず練習してみてください!
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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