こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
歌うと鼻にかかったような声になってしまう、声がこもってしまうという方に読んでいただきたいお話です。
鼻声になってしまう自覚はあるし、なんとなく気持ち悪いけどどうすれば良くなるのか分からないとお悩みの方も多いようです。
今日は、歌うと鼻声になってしまう人向けに鼻声になってしまう原因と改善に効果的なボイトレ方法をご紹介します。
鼻声って?歌うと鼻声になってしまう原因とは
歌うと鼻声になってしまうという方には以下のような特徴がみられます。
- 「ま行」や「う」「ん」が詰まって発音しづらい
- 日常会話も聞き取りづらい。
- 声量がない。
- 声が喉や体にこもって外に気持ち良く出ず、抜けが悪い。
- 喉声になりやすく、疲れやすい。
鼻声になってしまうのは発声自体に原因がある場合と、発声以外の要因が絡んでいる場合があります。
【はじめに】鼻炎や風邪による鼻声の場合は治療を考えましょう
風邪をひいてしまった時に鼻が詰まってしまった経験は誰しもがあると思います。
また、慢性的な鼻炎や花粉症などの場合も同様に鼻づまりに悩まされますよね。
そういった症状が出ている時には炎症により、鼻にかかった声になります。
病院などで検査・治療を受けることで鼻づまりは改善されますし、声の抜けが良くなり、鼻声も改善されることが多いです。
最近では耳鼻咽喉科の中でも声を専門に扱った病院もあります。
私のかかりつけの病院もそうです。
いざという時のためにかかりつけ医を見つけておくといいでしょう。
発声に問題があり、鼻声になっている場合を考える
日常会話ではそんなに気にならないのに歌うと鼻声になってしまう人は何かしらの原因で息の通り道、気道を塞いでいるためにそういった声になっている場合が多いです。
口の開き方、舌の位置、姿勢が悪かったり、顎に力が入っているなど様々な原因が考えられます。
正しい発声ができているかセルフチェックも必要です。
鼻声を改善するためのボイトレ
原因はいろいろ考えられますが、発声を改善することが鼻声改善の近道です。
声の通りが良くなる鼻声改善ボイトレ方法をご紹介します。
口の開き方で鼻声を改善
まず一番最初に考えられる発声上の原因は口の開き方です。
口の中が狭いためにこもってしまうのが原因です。
「あいうえお」の母音での発声練習を取り入れてみましょう。
この練習は鏡を見ながらやりましょう。
発音によってそれぞれ正しいフォームは多少異なりますが、まずはしっかり口を開けて発声練習をすることを意識して取り組んでみてください。
人によって多少の癖があり、「い」が苦手な人、「お」が苦手な人などのタイプに分かれます。
これは日常生活での会話など、習慣による癖もあるので一概には言えませんがこの母音発声をやると自身の得意な発音、苦手な発音がわかるので気を付けるようになります。
いつもこもるわけじゃないけど特定の発音でこもるという人にもすごく効果的な改善方法です。
ハミングで鼻腔共鳴を磨く
ハミングは定番の練習方法ですが、ハミングでのボイトレで一番大事なポイントが「鼻腔共鳴」です。
正しい発声でハミングができてくると、鼻で響かせる感覚が得られます。
鼻への響きを十分に感じて歌えるようになれば、芯のある抜けの良い声が生まれます。
地道にハミングでのボイトレを続けることは、最も鼻声に効果があるといっても過言ではない改善方法です。
鼻声改善には舌の正しい位置を覚えて鍛える
鼻声になってしまったり、声がこもる場合、原因の多くは「舌の位置」に問題があると考えられます。
声を出す時、声や息の通りを塞ぐものは舌しかないからです。
舌が力んで浮いてしまうことにより、喉声やこもった発声になってしまうのです。
まず、発声した時の舌の位置を確認してみましょう。
基本となる発声時の舌の正しい位置は「下の歯の裏側に添えている状態」と言われています。
これは舌の長さや骨格にもよるので人によって多少異なりますが一つ基準にしてみるといいでしょう。
「あー」と声を発した時に舌が浮いていても良くありませんが舌を下の歯の裏側に強く押し当てているのも良くありません。
喉も締まり、こもってしまいます。
舌の柔軟性を高めることで舌が力みにくくなるので「舌回し」も効果的です。
唇を閉じたまま、唇と歯の間に舌を通します。
そのまま大きく外周りにゆっくりと回していきます。
何周か回したところで反対回しにもやってみましょう。
顎や首の裏側が痛くなってきませんか?
この練習を思い立ったらやるようにしてみてください。
普段使わない「舌全体」がほぐれて抜けの良い声になります。
日常的に行なっていただきたいボイトレメニューです。
鼻声を改善すれば歌が劇的に変わる、印象も良くなる♪
前述したボイトレ法を実践していただければ確実に鼻声が改善していきます。
鼻声が改善することはメリットだらけです。
鼻声の発声が改善すると以下のようなメリットがあります。
- 喉声になりにくい
- 音程が外れにくい
- 高音が出しやすくなる
- 声量が上がる
上記は歌声の話ですが歌に限らず、日常会話においても以下のようなメリットが得られます。
・滑舌が良くなる
・日常会話で聞き返されることがなくなる
・喋っても疲れにくくなる
ここまでくれば生活が変わるレベルで嬉しい恩恵が得られますよね。
印象もグッと良くなります!
鼻声についての悩みはボイトレ初心者の方に非常に多く、今回お伝えしたような練習メニューをこなしていただければ確実に声質を改善できます。
気になる人はぜひ試してみてください♪
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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