こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
近年、歌の音域はどんどん拡がり、キーの高い曲も多くなってきています。
そんな高い声で歌える気がしない!そう思うかもしれません。
しかし、近年の高音域発声の多くはヘッドボイスという発声方法で歌われているため、本来なら裏返ったり、喉を痛めたりしてしまうような高音域でも楽に上手に歌うことができます。
今回は高音域発声に不可欠なヘッドボイスの発声方法やコツについて解説します。
ヘッドボイスとは?
ヘッドボイスとはその名の通り、頭に響かせて歌う発声方法です。
裏声の一種に分類されることが多いですが、聴き手の印象としては一般的な裏声のような弱々しい声ではなく、高音域になっても息漏れの少ない輪郭のハッキリした歌声に感じられる特徴があります。
ヘッドボイスで歌えるとどんなメリットがある?
今回ご紹介しているヘッドボイスの最大のメリットは「高音を無理なく力強く発声で歌える」ということです。
通常、高音域を歌う時、か細くなったり、力みやすくなるものですがヘッドボイスを習得することにより、無理なく滑らかに高音域まで歌い上げることができるので音域や表現の幅が格段に拡がります。
特定の曲調で使われている発声方法というわけでもなく、バラード曲〜ロック調までさまざまな曲で声の表現の幅が拡がります。
特に近年の人気曲のように高音域で歌われることが多い楽曲を上手に歌うためにぜひ習得しておきたい発声方法です。
ヘッドボイスが身に付く練習方法
ヘッドボイスを習得するためには継続したボイトレが必要になります。
この練習をすればヘッドボイスを習得できる!と一言でお伝えするのは難しいですが今回はより効率的にヘッドボイスの感覚が身に付く練習方法についてご紹介します。
「イ」の母音で頭に響かせる感覚を養う
ヘッドボイスで歌うためには息漏れの少ない発声を身に付ける必要があります。
この感覚を身に付けるために「イ」で発声練習することのがおすすめです。
「イ」の発音は息漏れの少ないハッキリした発声をキープしやすいので高音域や裏声の練習を「イ」の発音で行うことをオススメしています。
徐々に地声のまま高音まで発声できるようになっていくので継続した練習をしていきましょう。
小さい声でファルセットを練習する
極力小さい音量で裏声を練習することもおすすめします。
小さい音量で発声することは息漏れの少ない歌声を身に付ける効率的なボイトレ方法です。
この練習を繰り返し行なうことで幅広い音域で輪郭のはっきりした歌が歌えるようになり、ヘッドボイスの習得に繋がります。
息漏れの少ないはっきりと声質で裏声を歌えるようになるとその感覚が身に付いていきます。
ミックスボイスの練習を取り入れる
ヘッドボイス習得には力みの少ない地声で歌えるようになることも必要です。
そのためにミックスボイスの練習を取り入れてみましょう。
これにより、音域も拡がり、あらゆる音程で力みなく歌う感覚を養うことができます。
ミックスボイスの練習方法についてはこちらの記事でも解説しています。
ボイトレ完全攻略!ミックスボイス習得までの道のり〜レッスン内容大公開〜
息を吸いながら発声する
息を吸いながら声を出すというと練習も一見ふざけているようで立派なボイトレ方法です。
驚いた時など、とっさに「ハッ」と息を吸いながら声が出るシーンを思い浮かべてもらえるとイメージしやすいかもしれません。
この練習をすることで声帯閉鎖の感覚が身に付くのでヘッドボイス、それからミックスボイスの感覚を身に付けることができます。
もちろん息を吸いながらだとあまり長く声を出すことはできないと思いますが伸ばせるだけ伸ばして発声できるならその方が効果的です。
この「息を吸いながら発声するボイトレ方法」には注意点が一つあります。
喉への負担が大きくなり、喉も渇きやすい発声なのであまり長時間やらないことです。
何回かやったらその日はおしまい、そのくらいのペースでやってみてください。
ヘッドボイスで歌えると高音域も楽々!歌える曲の幅も拡がる!
ヘッドボイスを習得すると力みのない声で高音域まで楽々歌うことができます。
これで歌える曲の音域もジャンルも拡がります!
ぜひ継続して練習してみてください!
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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