裏声が苦手！裏声の音域が狭い原因と上達へ導くボイトレ方法

こんにちは！
エニタイムミュージックスクールのオカピーです！

裏声が上手に歌えるようになると歌の安定感が出てくるのでカラオケのレパートリーも増えます。
しかし、男女問わず、裏声に苦手意識を持っている人も多いです。

裏声の出し方が分からない人や、地声との切り替えが上手にできない人などさまざまなケースで悩んでいらっしゃいます。
多くの場合、裏声の音域も狭く、なかなか曲中で上手に裏声を歌うことができないで困っているようです。

今回は裏声の音域が狭い原因と裏声が上達するボイトレ方法について解説します！

裏声が苦手な人多数！音域が狭く歌いにくい原因とは？

裏声については過去の記事でも何度か取り上げていますが苦手に感じている人はとても多いです。
度合いは人によって個人差はありますが裏声は得意だと胸を張って言える人は非常に稀だと思います。
それは裏声の音域が狭いことも起因しています。

では、なぜ裏声は音域が狭く歌いづらく感じてしまうのでしょうか？
主に以下のような理由が考えられます。

裏声を出す頻度が低く、声帯が未発達

これまでに裏声で歌った経験が少なく、単純に声帯が未発達のために裏声の音域が狭い場合は多いです。
使っていない筋力ですので上手く機能せず、きれいな裏声で歌うことができない状態になるのです。

息漏れが多すぎて声に上手く変換できていない

次いで多いのが発声自体の問題です。
息漏れが多すぎる発声をしてしまって上手く声に変換できないでいると裏声で出せる範囲もかなり限られてきます。
この場合は発声を改善することで裏声の音域拡張に繋がります。

裏声の音域が拡がると沢山のメリットがある！

裏声の音域が拡がり、上手に歌えるようになるとさまざまなメリットが得られます！

ミックスボイスの習得に繋がる！

裏声のトレーニングを積むことで裏声の音域が拡がるだけでなく、地声との境目が無くなり、ミックスボイスの習得へと繋がります。
ミックスボイスを習得すると地声と裏声をスムーズに繋げて歌えるようになり、より細かい表現ができるようになります。

全体の音域が拡がる！

裏声の音域が拡がると当然、使える音域が拡がります。
また、裏声のトレーニングを積むことで地声の強化にも繋がるので相対的に音域が広くなります。

歌える曲の選択肢が格段に拡がる！

裏声のトレーニングを積むことで地声と裏声の境目は無くなり、使える音域も拡張するので必然的に歌える曲の選択肢が増えます。
これは裏声を練習する上で最も嬉しいメリットですよね！

裏声の音域を確実に拡げるボイストレーニング方法！

裏声の音域を拡げてスムーズな発声を身に付けるために取り入れたいボイストレーニング方法をいくつかご紹介します。

低めの音域で裏声の練習をする

裏声が苦手な人は無理に高音で裏声を練習する必要はありません。
最初のうちは裏声が出せる範囲の低めの音程で練習することをオススメします！
低めの音程で「息漏れが少ない裏声」を意識して練習をしていくと裏声を上手に出すための発声も身に付きますし、合わせて地声と裏声もスムーズに歌い分けられるようになります。

裏声が分からない人はハミングから始めよう！

どの声が裏声なのか分からないという人はボイトレ初心者の人に非常に多いです。
その場合は口を閉じた状態で歌う「ハミング」で鼻に響かせる感覚を身に付けることから始めていきましょう！
少し高めの音程で「ん〜」と口を閉じたまま歌います。その状態で声を出しながら口を開けて「マ」と発音してみると自然とキレイな裏声になります。「ン〜マ〜」という発音になると思いますがその口を開けた時に出ている声が裏声です。
これが裏声だ！と理解できるまで繰り返し練習してみましょう。