こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

日本語は「あいうえお」の5つの母音で成り立っています。
母音の正しい発声が身に付くと滑舌もずいぶんと良くなりますし、印象も変わります。

母音の発音には正しい口の形、舌の位置を理解し、フォームを身に付けることが大切です。
今回は、発声においてとても大切な母音「あいうえお」のそれぞれの正しいフォームについて解説します!

正しいフォーム(口の形)で歌う必要性

私たちは口の開き具合と舌の動かし方で発音を区別しています。
フォームが崩れると正しい発音ができません。
楽に発声することもできません。
正しい口のフォームを覚えることで思い通りに発声することができます。

正しい発声ができると喉に余計な力が入らなくなる

正しい口のフォームを覚えることで喉や顎の力みも解消し、楽に発声できるようになるメリットがあります。
歌うと喉が疲れる、顎や首が疲れるという人は歌う時の口の開け方をチェックしてみましょう。

正しい口のフォームは言葉が正確に伝わる

滑舌が悪い、言葉が曖昧になり、相手に伝わりにくいという人も正しい口の形を覚えることで改善できます。
会話を聞き返されてうんざりという人もぜひご自分の口の形をチェックしてみてください!

母音「あいうえお」の正しい口の開け方

それでは母音の正しい口の開け方をそれぞれ解説していきます。
すべての母音に共通して意識してほしいことは「適切な開き加減が大切」だということです。
口があまり開いていないのはもちろん良くないですが、不自然に開きすぎてもかえって声の通りが悪くなり、発音しにくくなってしまうので正しい口の形で適切な開き加減で発音することが大切です。
※今回は発声練習で意識してほしい口の開け方を前提に解説しますが、実際にはジャンルや歌唱方法、歌う言語によっても異なります。

「あ」の正しい口の開け方

「あ」は縦横にバランス良く開ける口の形です。
大きな円を描くように開け、上下の歯が見える状態が望ましいです。
口角を上げて明るい表情を意識するとよりクリアな発音ができます。
舌先は下の歯の裏側にそっと添えるように当たっているのが正しい位置です。
よく縦に指が3本くらい入るようにと言われますが推奨していません。意識しすぎて顎に力が入ってしまったり、不自然に開きすぎて顎関節を痛めてしまう場合があるからです。

「え」の正しい口の開け方

「え」は最も口のバランスが取りやすい発音のため、50音の順番が前後しますが先に解説します。
「あ」と比べると顎を少し閉じ、舌先は下の歯の裏側にそっと添えるように当てます。

「い」の正しい口の開け方

口角を上げて笑顔を作った時の口の形が理想です。
鏡でチェックしてみてください。
上の歯が正面から見える状態が望ましく、笑顔のイラストをイメージすると分かりやすいでしょう。
笑顔を作るのが苦手な人は割り箸を奥歯で噛んでみてください。その時の状態が「い」の正しい口の形です。

「お」の正しい口の開け方

口の形が最も縦に開く発音です。
遠くの人を「おーい!」と呼んでみてください。その時の「お」が正しい口の形です。
舌の位置は自然と下に収まっている状態が正しい位置です。下に押さえつけると力んだ発声になってしまうので舌がリラックスした状態を意識しましょう。

「う」の正しい口の開け方

口をすぼめた状態です。
今回、口の開き方解説ですが「う」は母音の中で最も口を開けない発音になります。
唇の両端を中央に寄せる形ですがコツが掴めない方は「ふぅー」と深くため息をついてみてください。自然な「う」の口の形になります。
舌の位置は下の歯の裏側に優しく添えられている状態です。

母音の発音をマスターして楽々発声を身に付けよう!

日本語の発音にとって大切な母音「あいうえお」の正しいフォームを理解できると滑舌良く、立体感のある「良い声」で話したり、歌ったりできるようになります。
ぜひ正しい口の開け方をマスターしてください!

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪


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