こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!
ボイトレをはじめると音程を正確に取りたいとか音域を拡げたいとか、歌唱力アップに重点を置きがちですが、歌は心、表現力も大切に歌いたいですよね。
表情はそのまま声に直結します。
表情がいかに歌の表現に影響を与えるのかを解説したいと思います。
あわせて感情豊かに歌うための表情筋エクササイズもご紹介します!
表情で歌声が変わる。印象が変わる。
表情はどんな声を出すのかを決める重要なポイントになります。
ギタリストでも「ギターは顔で弾け」とよく言いますよね!
歌なんて自分が直接、音を奏でるのですから当然、表情で声色は大きく変わるんです。
歌声を楽器に例えるとアコースティックギター?
歌うということはアコースティックギターに例えられることが多いです。
口の中がアコースティックギターのサウンドホールの役割をしているからです。
当然、口の中が広くなるように大きく開ければ音はより共鳴して大きな声を生み出します。
小さいギターでは音量は小さく、大きなサイズのギターでは音量は大きくなるのと同じ理屈です。
そして、ギターはサウンドホールの真上を弾くのかネック側(ギターの先端)を弾くのかで音色が変わります。
同じように声を出す時に「どこで鳴らすか」で声質は変わっていきます。
これが表情のある歌を歌えるヒントになります。
歌うということを日常会話に置き換えてみよう
歌うことを日常会話に置き換えてみましょう。
人の話し声って不思議なものでその時、どんな気持ちなのか声に現れるものです。
楽しげに話していたりすると自然と聞こえてくる声は明るくなり、悲しんでいる時に聞こえてくる声は当然、暗くなります。
表情でその人の「声」は大きく変わるのです。
表情の使い方でどう歌が変わるのか
表情によって歌声ももちろん変わります。
わかりやすく表情豊かに歌った場合と表情が硬い場合とで声に表れる違いを挙げてみましょう。
口角を上げて歌った時の印象
- 声が明るくなる
- クリアではっきりした声になる
- 高音が出しやすくなるが、低音は出しにくくなる
- 柔らかい印象の声になる
などの変化が起こります。
表情が硬いと歌声はこうなる
- 声が暗くなる
- 音域によってはこもって聴こえる
- 高音が出しやすくなるが、低音が出しにくくなる
- 硬い印象の声になる
というような声の変化を感じます。
口角を上げるのが必ずしも正しいとは限りません。
場合によります。
歌手の方は、曲調や歌詞、シーンによって表情を使い分けています。
ボイトレを始めたばかりの段階では「口角を上げて明るい表情で」なんて言われることが多いのは初心者など、発声にまだ慣れていない人は意識しないとなかなか口角を上げるという動作ができないものなのです。
日常的に生活していると口角を上げない時間の方が圧倒的に多いですからね。
ボイトレ初心者から上級者まで習慣にしたい表情筋トレーニング
表情を柔らかくするトレーニングを積むと日頃から表情豊かに歌えるようになります。
その他にも、
- 舌が浮きづらくなるので喉声になりにくくなる
- 声の通りが良くなる
- 喉が疲れにくくなる
- 高音が出しやすくなる
などメリットがたくさんあります!
顔は筋肉の固まりですから普段から柔軟にする習慣を身に付けたいですね。
それでは次に実際にボーカルレッスンなどでも実践している表情筋を柔軟にするトレーニングの一例をご紹介していきましょう。
気軽にできる効果的な表情筋トレーニング
- 大きく目、鼻、口を開きます。
- 次に一気にすぼめます。
- これを1日10セットを目安に行なってください。
専門学校などでも行なっているオススメの表情筋トレーニング
この練習は声優さんやアナウンス学校などの講座でも取り入れられているボイトレ方法です。
- 顔半分(左右どちらか)の表情筋だけを持ち上げます。
- 一度、力を抜いて素早くもう片方の表情筋を持ち上げます。
- こちらの練習法も1日10セットを目安に行ってみてください。
母音発声をするつもりで無声発声する
発声練習で行なう「あーえーいーおーうー」のような母音の発声練習を声を出さずに口の開きだけで再現する練習法方法です。
- 「あ」「え」「い」「お」「う」の順番で声は出さずに口の形だけ再現します。
- この時、目も見開くように。
- 各母音の形に移行する時に一つ一つ区切らないように「あえいおう」を繋げて1セット行ないましょう。
- この練習方法も1日10セット行なっていただきたいです。
表情豊かになれば魅了する歌が歌える
日頃、口角が上がる時というのはパッと思いつく限り、「笑った時」と「あくびをした時」くらいのものでしょう。
普段のボイトレでも口をしっかり開けるように意識しないと、どんどん顔周りの筋肉は固まっていきます。
表情筋が固まると声も固くなり、表現の幅も狭まります。
表情豊かに歌えるようになれば人が魅了されるような感動する歌が歌えるうようになります。
そんな歌声を目指して顔周りの柔軟を入念にやってみてください。
では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪
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