こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

安定した歌声には姿勢や呼吸法が大切といわれています。
そして、姿勢や呼吸には体の筋力も大きく関わっています。
正しいフォームで歌うためにはボイトレに筋トレも活用することをオススメします!
この記事では、主に「背筋」の歌への影響力、それからトレーニング方法についても解説していきたいと思います。

以前、歌のための筋トレについての記事も書いています。
合わせてご覧ください。
ボイトレには筋トレが必要?歌声に与えるメリット、デメリット

背筋を鍛えると歌が上達!?

歌と筋力の関係というと「腹筋」をイメージする方も多いのではないでしょうか?
確かに発声練習やボイストレーニングは「腹式呼吸」を基本に進めることも多いからそのイメージが強いのかもしれませんね。

しかし、実は背筋も歌声に大きく関わっているのです。
今日は「背筋」にスポットを当ててボイトレ解説します。

背筋を鍛えると「歌声」に嬉しい3つのメリット♪

歌声に関わる筋肉として「腹筋」をイメージする方は多いですが、「背筋」も鍛えてあげることで歌声に良い影響を与えてくれるんです。
背筋を鍛えるともたらされる歌声への嬉しいメリットを挙げてみましょう。

姿勢が良くなる

姿勢は発声に大きく影響します。
腹筋と背筋をバランス良く鍛えることで美しい姿勢が保たれ、安定した歌声を手に入れることができます。

また、現代人はスマホやタブレット、パソコンが手放せない生活をしています。
こうした生活習慣でどうしても身体が内側に固まり、猫背になってしまう人も多いです。
姿勢が悪く猫背になってしまう、顎が前に突き出してしまう、こんな人は背筋トレーニングを取り入れると姿勢改善に繋がります。

呼吸が深くなる

背筋を鍛え、正しい姿勢を作ることで得られるメリットに「呼吸量」があります。
美しいフォームで呼吸することで、より深く息を吸い込むことができます。
同時に息を吐き出す時、歌う時には安定した声を出すことが可能になります。

高音域が出しやすくなる

音程は高くなるに連れて空気量が必要になります。
声帯の振動数が高くなることで音程が高くなるからです。
この振動数を高くするための燃料として吸った空気があると考えるとイメージしやすいと思います。

姿勢が良くなり、呼吸も深くなるとなれば自然と高音域も歌いやすくなるということです。
体の力みも取れて、抜けの良い声で高音域まで楽に歌うことができるようになります。

歌にも活かそう!オススメの背筋トレーニング方法!

背筋の鍛え方もさまざまな方法がありますが、今日は「歌唱力に役立つ背筋」を鍛えることを念頭にオススメの背筋トレーニング法をご紹介します。

定番の「プランク」で背筋トレーニング

まずは筋トレの定番「プランク」です。
プランクは体幹トレーニングとして知られています。
体幹、つまり身体を支える大切な部位を同時に鍛えることができるのでボイトレの一環としても効果的です。
何より腰への負担も少ないため、筋トレ初心者さんにもオススメなんです。

プランクのやり方

  1. うつ伏せに寝ます。
  2. 両肘を床ついて腰を浮かします。
  3. 頭から足の先まで真っ直ぐになるように意識して、両肘とつま先だけで身体を支えます。
  4. 45〜60秒を目安に1セット。これを3セット行います。

バックエクステンション」背筋トレーニングと合わせて姿勢も改善!

背中の脊柱起立筋を鍛える効果のある「バックエクステンション」は姿勢改善にも効果的です。
背筋を鍛えながら姿勢を整えてくれるので呼吸が深くなり、歌いやすく感じるようになるでしょう。

バックエクステンションのやり方

  1. うつ伏せの状態で横になり、両手を頭の後ろで組みます。
  2. 息を吐きながら、上体を上げていきましょう。
    ※無理をすると腰を痛めるので無理しないで上がるまでで結構です。
  3. 息を吸いながらゆっくりと上体を下ろして元に戻します。
  4. 10回を目安に繰り返し行いましょう。それを3セット目安で取り入れてみましょう。

デスクワーカー必見!大胸筋のストレッチも大切♪

デスクワークの人に限らずなのですが、パソコン作業や背中を丸めて長時間のスマホ操作が当たり前の現代人は猫背になるのも当たり前!
正しい姿勢を意識していても日頃からの習慣なのでなかなか抜けるはずもなく、歌声にも悪影響を与えてしまいます。
姿勢の悪化がそのまま声の力みとなり、喉声の原因になってしまったり、呼吸が浅くなってしまったりするのです。

日頃からストレッチを取り入れてあげることで姿勢の改善に繋がります。
今日はオススメの大胸筋ストレッチをご紹介します。

大胸筋ストレッチのやり方

  1. 壁に対して横向きに立ちます。
  2. 肩の高さで肘を壁につきます。
  3. 肩を前に押し出すようにして大胸筋中部を伸ばします。(胸を張るような姿勢)
  4. 肘の位置を少し高くしたり、低くしたりして調節しながら満遍なくほぐしてあげましょう。

背筋トレーニングで歌の安定感を磨く!

背筋を鍛えることで姿勢の改善、呼吸量の増加などが見込めます。
これが声の安定感に繋がるわけですね。
筋トレとボイトレをバランス良く並行して、歌唱力をも磨いていきましょう!

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪


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