こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

ボイトレの悩みといえば多くの人が思い浮かぶであろう「喉声」にスポットを当てて解説していきたいと思います。喉声で歌っている方は、自分で自覚がある方もいれば、自分ではよく分からないという方もいらっしゃいます。

自分が喉声なのか判別する方法から、喉声を改善するための練習方法までを一挙に解説していきます。

歌うと辛い…喉声の判別方法、特徴

「歌えば歌うほど疲れる・・・」
「高い声を出そうとすると声がか細くなってきつい」

こんな経験ありませんか?

それでは喉声の代表的な特徴を挙げてみましょう。
まずは喉声で発声する人に現れる「発声の特徴」からご紹介します。

喉声発声の特徴は主に以下の8つ

  1. 高音を歌おうとすると苦しい。
  2. 歌うと喉が疲れる。
  3. 長い時間歌うと疲れる。
  4. 声に響きがない、通らない。
  5. 首、肩が凝る。
  6. 声が枯れる。
  7. 声が震える。
  8. 息が続かない。

いかがですか?
以上のような項目のいずれかでも思い当たる方は喉声で発声してしまっている可能性が高いです。

また、喉声で発声する人は上記の項目のどれか一つに該当するというよりも複数の症状が出る方が多いです。

そして、さらに喉声で歌ってしまう方は見た目でも判別できる特徴があります。 喉声で発声している人には以下のような「見た目」でも現れます。

喉声発声の見た目の特徴

  1. 姿勢が悪い(猫背、出首)
  2. 「あ」で発声した時に喉の奥が見えない
  3. 発声した瞬間に肩が上がる
  4. 「あ」で発声した時に舌が浮いている

どうでしょうか?
日頃から喉声っぽいなーと思っていた人には、以上のような喉声の特徴に当てはまる方も多かったのではないでしょうか?

それでは続いて喉声を改善する練習方法もご紹介していきましょう!

喉声改善で歌うのが楽になる!改善するための練習方法

喉声を改善することで本当に歌が楽に歌えます!
音域も広がり、安定します!
歌うのが楽しくなります!

喉声を改善するためにボーカルレッスンでも普段から実践している発声練習の中から効果的だった練習方法をご紹介したいと思います!

息を吐くように歌えるようになる基本エクササイズ

呼吸と発声を交互に繰り返す喉声改善エクササイズです。

  1. 腹式呼吸を意識しながらゆっくり息を吸い込みます。
  2. 息を吐き出します。
  3. 続いて同じくゆっくり息を吸い込みます。
  4. 次は息を吐く時にゆっくり薄っすら「はぁ」と声を出します。

これを繰り返しながら声を少しずつ大きくしていきます。
呼吸と発声を交互に行なうことで喉が開いた状態で声を出す感覚が自然と身に付いていきます。

舌のトレーニングが喉声には最強のボイトレ法!

以前、何度か他記事でも紹介したことのある「舌出し発声」は喉声対策には最強のボイトレです!

舌を鍛えるボイトレ法

  1. 舌を垂らします。
  2. そのまま音程を歌います。音程は無理なく、楽に歌える音程で結構です。
  3. 鏡で自分の舌をチェックしながら発声していきます。舌が動かないように意識しながら発声します。
  4. 喉の奥に軟口蓋が見えていて、垂らした舌が動いていなければ喉声ではありません。
  5. 徐々に音程を上げていってください。

舌が震えたり、浮いたりしてきてしまうようなら緊張などが原因で喉声になってしまっているということになります。

発声がブレ始めたら、安定していた無理のない音程からやり直します。
ほとんどの方は音程が高くなるにつれて喉声になりやすくなります。

舌出しボイトレ法を繰り返すことで音程が高くなっても喉が開いたリラックスした状態をキープして発声できるようになります。

脱力のコツは「ため息」ボイトレ法でマスター!

ため息をつきながら徐々に声に変換していくという練習も喉声にはとても効果的です!

  1. ゆっくりため息をつきます。この時、吸った息をしっかり最後まで吐き切ることを意識してください。
  2. ため息を繰り返しながら少しずつ声を出していきます。声を出すというよりは吐いた息に声を少しずつ乗せていく感覚が大事です。
  3. だんだん声を大きくしていきます。鍵盤で音程を取れる方は音程を少しずつ高くしていきましょう。
  4. 力んでしまったり、喉声に戻り始めたと感じた時は無理せず最初からやり直してください。

ため息トレーニングをボイトレに取り入れることも喉声改善にとても有効ですよ!
正しい発声ができているか判断してもらえる人が一緒にやれるのなら、ため息練習はずば抜けて効果のあるボイトレ方法です。

ボーカルレッスンでは私も一緒にやるので喉声の方にはまず一番最初にため息トレーニングを取り入れています。

その他にも息を吸いながら音を立てるように声を出すという練習方法もあります。
驚いた時などにとっさに息を吸いながら声を出してしまうということがあると思いますが、あの状態ですね。
これも喉を開いて歌う喉声改善に繋がります。

どの練習方法にも言えることですが呼吸をしている間に喉が締まる「喉声」に陥ることはありません。
呼吸中も喉声になると息ができなくなってしまいます。
基本的に呼吸をしている時には喉が締まっていないのです。

歌おうとすると喉が締まってしまうので、普段呼吸している時と同じように喉がリラックスした状態で歌える方法を体に覚え込ませることが大事なのです。

喉声の改善メニューについてはこちらの記事でも特集しています!
もっと詳しく知りたい方はコチラの記事もご覧ください!
【喉声で歌う人必見!】喉声とはどんな状態?必ず改善できるボイトレ法紹介!

喉声が改善すると喉も疲れない!歌える曲も増えて楽しい!

喉声で歌ってしまうと歌に多くのブレが生じてしまいます。
喉声を改善すると音域が拡がり、音程も安定しますし、喉も疲れにくく歌うのが楽しくなります!

ボイトレに興味がある方、まずは自分が喉声で歌っていないかチェックするところから始めてみてください。

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪


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