こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

スポーツ選手が運動前にウォーミングアップするように、 歌う時にもストレッチをしたり、軽く発声練習をした方が良いです。
歌も喉をはじめ、全身の筋肉を使った運動には変わりありませんからね。

また、日々のウォーミングアップの積み重ねが正しい発声の習得や歌唱力アップにも繋がります。

今日は、普段のボーカルレッスンでも行なっているウォーミングアップについてご紹介します。

歌手がボイトレ前にウォーミングアップする理由

歌うということは喉の筋肉の繊細なコントロールが必要です。
筋肉が硬まった状態では、思うように発声することはできません。

高音、低音、地声に裏声とさまざまな発声が必要になる歌は、喉への運動強度も高いのです。
急に激しい発声をすると喉を痛めてしまう可能性もあるため、必ずボイトレ前にウォーミングアップしましょう!

ボイトレ前にウォーミングアップしておきたい箇所

歌は全身を使って鳴らしている声を使った「楽器」です。
例えば寝起きで歌うと調子が出ないのも体が固まっているからです。
全身をしっかりストレッチできるのがベストなんです。

その中でも、特にボーカル(歌う)をする上で、入念にウォーミングアップしておきたい箇所は以下の4つです。

  1. 首周りのストレッチ
  2. 肩のストレッチ
  3. 声帯をはじめとする喉のストレッチ
  4. 表情筋のストレッチ

上半身を中心としたストレッチを推奨しますが、特に発声に関連した顔に近い部分のウォーミングアップは入念にしておきたいところです。

喉声も改善♪首周りのストレッチ

喉声の人の一番多いタイプは首に力が入る人なんです。
日頃から入念にほぐしておきたい箇所です。

  • 首をゆっくり回す。
  • 上を向いて首を伸ばす。
  • 首を横に倒して手の重さで首の側面を伸ばす。

こういった首のストレッチが効果的です。

声がひっくり返る人は肩のストレッチを入念に!

喉声の人で次に多いのが肩に力が入るパターンです。
寒い時期などの環境的な要因もあると思いますが、デスクワークとかスマホの触りすぎて固まってしまっているということも考えられますよね。
肩に力が入る人は声がひっくり返ったりする人に多いです。

  • 手の先を肩に乗せたまま大きく外回りに肩を回します。肩甲骨を大きくうごかすことを意識しましょう。
  • 片手を上に上げてもう片方の腕で上げた手の肘を持って腰から上半身を倒します。脇まで伸びているのを確認しながらやってください。

歌のコントロールを支える喉のストレッチ

声を出すために最も大切な喉、声帯のストレッチも大切です。
ゆっくりと喉を柔軟していくのが良いです。

  • 最初は負担の少ないハミングで無理のない低めの音程から発声練習します。
  • 喉が温まってきたら舌を大きく下に垂らして声を出します。舌のストレッチと合わせて喉の奥も柔軟できます。

声の安定感や表現力を司る表情筋のストレッチ

皆さんは人前で話す時に緊張して声が震えたりした経験はありませんか?
人は緊張すると表情がこわばり、そのまま声に出てしまうんです。
ボイトレや人前で歌う前に表情筋の柔軟をしっかりしておくことで本来のパフォーマンスが発揮でき、表情豊かな、表現力のある歌が歌えるようになります。

  • 「ア」の形で口を大きく開けて発声します。口角を上げて発声するのがコツです。
  • 「イ」の形で口を大きく開けて発声します。こちらも口角が上がっていることが大切です。難しい場合は笑顔を作る要領でやってみてください。
  • 「ウ」の形で発声します。唇と丸めてしっかり突き出して行なってください。
  • 前後左右に表情が緩んできたら今度は「イ」と「ウ」を交互にやってみましょう。

柔軟と合わせて発声練習すればボイトレ&ウォーミングアップになる!一石二鳥!

ご紹介したウォーミングアップと合わせて、実際に発声練習をすることはとても効果的です。
柔軟してから発声、ではなくて柔軟しながら発声というのがポイントですね。

こうすることで脱力できた理想の発声を身に付けることができるからです。
ストレッチをしている時は必ず体が緩められていますのでその状態で発声することで正しい発声が早く身に付くようになります。

そのため、これらのウォーミングアップと合わせて発声練習をレッスンにも取り入れているんです。

以下はウォーミングアップでやっている基礎発声練習についての記事です。
こちらも参考にしてみてください。

ハミングは最強のボイトレ法!〜効果、やり方解説〜

できない人必見!リップロールが必ずできるやり方と3つのボイトレ効果

ウォーミングアップは歌も上達する!

ウォーミングアップは歌を歌う前の準備、それから喉を痛めないためのケアとしての役割が大きいですが、実際には声を自由にコントロールするために大切な練習でもあるんです。

スポーツ選手が日頃ケガをせず、高いパフォーマンスを発揮するためにトレーニングと同じようにウォーミングアップも入念にやっているのと同様です。

例えばボイトレだと歌の練習ができない環境にいることも多いじゃないですか。
ボイトレできない時間でもウォーミングアップや柔軟はできたりすることもあると思うので時間を有効に使いながらボイトレを楽しんでいただければと思っています♪

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪

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