こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

ボイトレ上達を目指す上で重要なポイントになるのが呼吸です。
今日は呼吸に関連して、歌の安定感を支える「体の脱力」について解説したいと思います。

気持ち良く歌いたいのに力が入って疲れてしまう、喉声になってしまうという方は必見です!

歌・ボイトレでは「脱力」は最重要!

良い声で歌うためには体の脱力が大切です。
これはついてはボーカルレッスンでもいつもお話ししています。

では、脱力した状態とは?
それは「下半身の支えと上半身の脱力」のイメージも持っておくと良いです。

全身の力を抜く方もいらっしゃいますがそれではうまく声が乗らず、ふらついてしまったり、声が裏返ってしまったりと安定した歌が歌えなくなります。

腹式呼吸を意識しながら「足腰の支え」が効いている状態から上半身の脱力が加わることで、はじめて安定感のある歌声が生まれます。

上半身が緊張したり、力んでいる状態はよろしくありません。
力みは姿勢が乱れ、声帯周りや気道が狭くなり、皆さんが感じる「喉声」での発声に繋がってしまうのです。

脱力して発声するためのフォームを習得できる練習例

歌う時に上半身に力が入る原因はいろいろありますが一番に「歌おう」と気持ちが入りすぎてしまい、リラックスした状態を保てなくなっているということがいえます。
これから紹介する練習メニューは、強制的に体に脱力を促して歌えるようにする効果的なメニューです。

首を回しながら発声(首まわりの脱力)

首をゆっくり外回しで回しながら「アー」と声を出すというものです。
力が入りやすい首を回しながら歌うことで、首まわりに力が入らない発声を身に付けることができます。

首を回しながら歌うと首が緊張して力が入り、固まる角度が見つかるはずです。
その角度は個人差があり、真上を向いたときに力が入る人もいれば斜めを向いた時に力が入る方もいます。

自分の力が入る角度を入念にほぐしながら発声練習すると首の力みが原因の発声のブレが改善できます。

舌を出した状態で発声練習(舌の脱力)

舌を思い切り垂らしてください。
その状態から出しやすい音程で「アー」と歌ってみます。

できれば鏡で自分の口元を確認しながら歌ってみましょう。
そのまま徐々に音程を高くしていきます。
だんだんきつくなってくると思います。
その際、鏡に映った自分の舌はどうなっていますか?
思い切り垂らしていたはずの舌が口の中に戻ろうとしてしまったり、舌先が浮いてしまったり、プルプルと震えていたりしませんか?
これは力が入っているという証拠です。

舌先がそのように緊張してきたら、もう少し音程を下げて舌先がリラックスして歌える状態の感覚を掴んでください。

この練習はなかなかうまくいかず、最初は難しく感じるかもしれませんが確実に「舌」がリラックスした状態で歌う感覚が身に付きますので定期的にやってみてください。

体を倒した姿勢での発声(肩、首まわりの脱力)

今度は少しつらい態勢で歌う練習です。

  1. 片足立ちをして軸足の膝を曲げます。
  2. そのまま浮かせている足をピンと伸ばして前方に突き出します。
  3. 両手を広げて上半身を後ろに倒してそのままの歌います。

この状態で歌います。

この姿勢をキープするのは大変ですが、しっかり体幹を使えます。
手を広げることで上半身はリラックスしている状態になっているため、倒れないようにキープするだけで「下半身の支えと上半身の脱力」が実現します。

この練習を日頃取り入れて楽に歌える感覚を身に付けていきましょう!

木のポーズで上半身がリラックス!

ヨガにある木のポーズで歌うという練習方法です。

  1. 片足立ちをして、軸足のふくらはぎに浮かせた足の裏をつけます。
  2. 浮いた足の膝の向きは真横を向くように開きます。
  3. そのまま両手の手の平を頭の上で合わせてピンと伸ばします。

この姿勢で歌ってみましょう。

手は耳の裏側でキープするのがポイントです。
肩に力が入ると上半身は内側へ向いていくため、耳の裏側でキープできなくなっていきます。
少々キツイとは思いますが、肩こり解消にもなります。
ぜひやってみてください。

ボイトレ以外にも日頃からの体のケアが大事

脱力した発声を身につけるための具体的な練習法について解説してきましたが、それだけでは脱力して歌うことはできません。

実は私もいつも脱力出来ているかと言えばそうではありません。
いくら正しい発声を身に付けたところで歌は体の疲れやコリ、メンタルまですぐに影響が出てきます。
疲れていたり、体が凝っていたりすると自分の意志に反して力んでしまうものです。
普段から体のケアをしておきましょう。

ストレッチで体の柔軟性を上げる

日頃からできるボイトレのためのケアとしてストレッチはオススメです。
体が柔軟であれば歌にとって良い結果を生みます。
体が硬いと力も入りやすくなります。
声の表情も硬くなります。
しっかり日常的にストレッチをすることで力みのとれた発声、表情豊かな発声ができるようになります。

整体、マッサージでほぐしてもらうのもあり!

体があまりに疲れていたり、固まってしまったりしてしたら自分でほぐすのはもう難しいでしょう。
生徒さんのレッスンで「今日、調子良いですね」と話してたら実は今、整体に行ってきたなんところです、なんて会話になったりもします。

本当に体は声と密接な関係なんだなとつくづく感じます。
私もステージ本番の当日は整体に行くというルーティンがあるんです。笑

毎日歌った方がいい、少しでも練習しないと、と無理に練習しようと疲れた体に鞭を打ったところで効率も良くありません。
でも、歌は体が資本!疲れたら休む!
疲れていたり、気乗りしない時は休む!歌わない!
潔くその日のボイトレはお休みしてください。
しっかり休養をとって、また改めてボイトレを再開した方が効率良く上達できますし、気持ち良く歌えますよ。

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪


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