こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

レッスンに通う生徒さんからご質問をいただいたので当ボイトレコラムにてご紹介させてください。

今回ご質問いただいたのは「レッスンしてもらう曲を決めたけど難しくて歌えない!挫折した時、どうしたら良い?」というもの。

今までの経験を交えてこの悩みを解決する方法についてアドバイスさせていただきたいと思います!
今、ボイトレで練習してる曲に苦戦している皆さん!参考にしてみてください!

ボーカルレッスンの疑問にお答えすることになったきっかけ

今回初めて生徒さんの質問に直接お答えすることになりました。
評判が良ければシリーズ化したいと考えています!

今回、なぜ生徒さんの質問にブログで答えることになったかというと、ボイトレで疑問が浮かんだ時、生徒さん自身は一つひとつに対してすごく悩んでいることと思います。

今回で言えば自分で選んだ曲だし、上手に歌えるように頑張りたい!けど難しいな〜…って一人で悶々としていたりするんです。

一人のボーカル生徒さんが悩むことって、つまりはボイトレに興味を持ってる他の誰かも同じことで悩むってことだと思うんです。

ボイトレに悩むすべての人の解決の糸口になればいいなと思っているので今回はこうやってブログを通じてお答えしようと思います!

課題曲が難しくて歌えない!こんな時どうしたら良いですか?

記念すべき、第一回!
生徒さん質問箱コーナーに取り上げさせていただくテーマを下さったのは、エニタイムミュージックスクールのHP内「生徒さんの声」にも掲載させていただいているY・Kさん(女性)です!

Y・Kさん(女性)は普段から積極的にボーカルレッスンや発声についての質問をしてくれる努力家さんです!

今回、Y・Kさん(女性)が「選んだボイトレ曲が難しくて歌えない!どうしよう!」と苦戦していたので私なりのアドバイスをさせていただきます。

無理に同じ曲でボイトレを続けなくていい!課題曲を変える!

練習中の曲がうろ覚えだったり、練習していけば歌えるようになりそう!という手応えがある曲はもう少し頑張ってみましょう。
しかし、

  • どうやったらこの曲が上手に歌えるのか想像すらつかない
  • 曲もバッチリ覚えてるはずなのに満足いくように歌えない

こういった場合は、

悩まずさっさと曲を変える!

これが結論です。

レッスンでアドバイスを受けて、歌えるようになる場合もあるのですが、「上手に歌える気がしない」たまにこんな絶望的な気分になる時ってあるじゃないですか。笑

こういう時は一旦その曲から離れた方が良いです。
僕でもそうすると思います。

ボイトレってスランプのような時期があるんですけど、煮詰まったまま同じ曲を延々と練習し続けるのは泥沼にはまってスランプを長期化させてしまう可能性もあるんです。

歌うまになった数多くのボーカリストは、歌えない曲から一度離れて他の曲を歌うというような切り替えがすごく自然にできる人が多いです。

雰囲気の違う課題曲に変える

難易度の高い課題曲で煮詰まったら、全然違うタイプの曲に一度切り替えてみるもの良いでしょう。
激しいロックな曲が歌えない!そんな場合は一旦バラード曲のボイトレに切り替えてみたりといった感じに。

一見、それは逃げているように感じるかもしれませんが、意外と違うジャンルや曲を練習して、また戻ってくると歌えるようになってるということはよくあります。

難易度が少し低い曲に変える

今、ボーカルレッスンで練習している歌は難しすぎる!
そんな時は、今やっている曲と同じような曲調やジャンルの曲でもう少し難易度の低い曲を選曲し直してみましょう。

その曲調の歌を歌うためのスキルが足りないという可能性もあるので、難易度を少し下げて、難曲を歌えるようになるためのスキルアップの時間を作るのも手です!

過去にマスターした曲に立ち返る

難しい曲で躓くとボイトレ上達に一番大切なモチベーションが保てなくなります。
これはまずい!

そんな時は、過去にボイトレで歌えるようになった曲を歌ってみるのもオススメです!
再び自信を取り戻してからもう一度チャレンジ!

難しくて歌えない課題曲を変えるべきタイミングとは?

それでは、難しい曲を練習し始めたら、どれくらいで曲変更を考えるべきでしょうか?

目安として1ヶ月程度、練習して先に進める兆しが見えない場合は曲を変えるタイミングだと思います。

1ヶ月というのはエニタイムミュージックスクールのボイトレ頻度でいうと約3回のレッスンです。

その間に1コーラス目から先に進めないというような状態であればボイトレ曲の変更を考えても良いかなと思います。
明らかに無理な時はもっと早い段階で曲変更しても良いです。

歌は70点で十分!ボイトレは妥協することも大切!

声はみんな違うので原曲と全く同じになることはありません。
少しの変化で歌も変わりますから、ある程度の再現ができれば、まずは自分を褒めてあげてください!

続いて、難解な曲にチャレンジして歌えないな〜なんて悩んだ時に頭の片隅で思い出してほしい考え方を共有します!

プロも人間!完璧な人なんていない。

毎回機械のように同じクオリティの歌が歌える人なんてそうそういません。
たまにそんな化け物級の歌唱力を持った人が現れますが、そんな人はプロの人たちからも崇められています。笑

どんなに歌唱力が高くて有名なアーティストであっても体調などによって調子の善し悪しがあるものです!
もちろんプロの歌手にだってスランプはあります!

CD音源はあくまでも「一番上手く歌えた瞬間」を切り取ったもの

音源と同じクオリティで歌えたとしても全く同じにはなるとは限りません。

歌っている人の声が違うのもありますし、そもそもレコーディング音源はプロの歌手が一番上手く歌えた瞬間を切り取ったものなんです。

さらに世の中で流れている音楽には、プロの技術が詰まっています。
エンジニアさんたちによる音の処理も施されているのでCDや音源で聴く歌手の声はお化粧をした状態。

ノーメイクの生声で歌っている自分と、プロがメイクを施した音源を比較すること自体に無理があるといえます!

基礎練習で歌唱力を磨く

難曲でなかなか上手に歌えるようにならないという時は課題曲を変えるという一つの結論を出したのですが、そもそも歌唱力が足りなくて歌えなかったという根本的な原因も考えられます。

ボイトレの課題曲を変更しつつ、これを機に自分の歌唱力、基礎力を磨く時間をしっかりとってみると良いですね。

基礎練習って地味な練習も多いですけど自分の得意・不得意もよく理解できますし、とても重要な練習なんです。

プロの歌唱力は1日にして成らず

難曲が歌えなくても気にしない!
あなたが憧れているあのボーカリストだって最初から素晴らしい歌唱力を持っていたわけではありません。

ガッカリする必要はありません。ボイトレは継続してナンボです!
焦らずやっていきましょう!

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪

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