こんにちは!
エニタイムミュージックスクールのオカピーです!

本日のテーマは「チェストボイス」です。
読んで字の如く!
主に胸に響かせる地声のことです。
チェストボイスという言葉を聞いたことはあるかもしれませんが実際どんな声でどのように歌の中で使われているのか分からないという人も多いはず。
そこで今日は「チェストボイス」の使い方や練習方法を解説していきたいと思います!

チェストボイスってどんな声?

そもそもチェストボイスとはどのような声なのでしょうか?
チェストボイスの考え方には諸説ありますが、裏声=ファルセットに対して、「ファルセットを除くはっきりした歌声=チェストボイス」というのが一番分かりやすい考え方になるでしょう。

チェストという名称は胸に響かせるイメージで出すことから名付けられており、日本語ではそのまま「胸声」と呼ばれています。

現代の楽曲は高い頻度で地声で歌われているのでチェストボイスを習得する必要性も高いといえます。

チェストボイスを身に付けておく4つのメリット

チェストボイスを学ぶことで歌の幅も広がり、良い影響を与えてくれます。

低音域を安定して歌うことができるようになる!

低い音程って音程が取りにくかったり、声も通りにくくなったり、歌いにくく感じませんか?
ボイトレを通じて正しい発声を身に付けると高音は比較的、短期間で安定して歌えるようになるのに「低い音程は安定しにくい」ものです。

チェストボイスというのは一般的に高音は出しにくく不向きとされている反面、低音域に対しては素晴らしい安定感を生みます。

急に音程が下がるフレーズでも安定して歌うことができますし、通常は音量も出しにくく曖昧になりがちな低音域をはっきりした発音で歌えるようになります。

安定した歌声は聴いた時に直感的に「上手い!」と感じる大きな要素ですからぜひ押さえておきたいところです。

個性が引き立つ、表現力のある歌が歌える!

一般的に地声は強い声、裏声は息抜けの多い弱い声というような印象に分けられます。
これがチェストボイスを身に付けていくうちに声の鳴らし方やアプローチが細かくコントロールできるようになります。
柔らかく地声を出したり、裏声でも力強く歌えたりといった具合に調節できるようになるのです。
チェストボイスを身に付けることで、表現力豊かに歌えるようになります。

高い声も出しやすくなる!

チェストボイスの練習をすることで地声を支えている「閉鎖筋」という筋肉が鍛えられて、高い声も力強く歌えるようになります。
高い音程になると裏声になってしまう人 、声がか細くなる人はぜひチェストボイスの練習を取り入れてみましょう。

ミックスボイス(高音を力強く歌える)を習得できるようになる!

近年のポップスのように高い音程をはっきりした声で歌う場合、ミックスボイスを活用する必要があります。
ミックスボイスで発声するためには、地声を使う筋肉(閉鎖筋)と裏声を使う筋肉(輪状甲状筋)を並行して鍛える必要があります。
チェストボイスを使うようにすることで閉鎖筋が鍛えられ、ミックスボイスの上達にも繋がります。

チェストボイスを発声する感覚を養おう効率的な練習方法!

声帯の閉鎖を強くすることではっきりした歌声=チェストボイスになります。
この感覚を身に付けるために効果的な練習方法を順番にご紹介します。

エッジボイスで声帯を閉じて歌う感覚を磨く

エッジボイスとは、声帯を通常よりも閉じて発声することでざらついた声を生み出せるテクニックのことです。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"」と歪んだ響きの声になります。
寝起きなど喉が乾燥している時に出る声をイメージすると分かりやすいでしょう。

このエッジボイスで声が出せるギリギリの低さまで出すようにしてみましょう。
チェストボイスを身に付ける上で重要な閉鎖筋のトレーニングになります。

エッジボイスから歌声に移行させる練習

エッジボイスができるようになったところでより実践的に発声してみます。
まず、エッジボイスで声を出します。
そこから徐々にはっきりした声を出していきましょう。
最初は「あ"〜」と歪んだ声で、最後ははっきり「あ〜」とため息をついたようにリラックスした声に移行していくのです。
この練習をすることでチェストボイスを出すための閉鎖筋が鍛えられます。

話し声の延長で無理なく歌う感覚を身に付ける

はっきりした声で歌うのはチェストボイスの感覚を身に付ける上で大切な考え方です。
そのために話し声から徐々に歌声に移行するという練習がとても有効なのです。

例えば元気に「こんにちは〜!」と挨拶したり、「はーい!」と返事したりするような、声を伸ばした単語で発声練習すると分かりやすいでしょうね。

そういった言葉を最初は小さな声で、そして徐々に話しかけている相手が遠く離れていくイメージを持ってだんだんと声を大きくしていくんです。
そうすることで自然と「はっきりした歌声」が身に付いていきます。

無理なく、芯のある声を出す感覚が身に付きます。

チェストボイスで歌の幅、表現の幅が広がります!

チェストボイスという名前を耳にしたことはあったかもしれませんが、今日の解説で詳しく理解していただけまし
たか?

チェストボイスを身に付けることで歌える曲の幅も広がり、滑舌も良い印象になります。
ちょっとしたスキマ時間にぜひ練習してみてください〜!

では、また次回のボイトレブログをお楽しみに♪


東京都町田市のボーカルスクール『エニタイムミュージックスクール』

無料体験レッスンに関するお問い合わせはこちら
スクールに関するお問い合わせはこちら
お問い合わせフォーム以外にLINEや電話(042-866-3297)でも受け付けていますので、お気軽にご連絡ください♪

公式SNSアカウントで日々のレッスン風景やボイトレ情報をご紹介しています。
Instagram
Twitter


[s_ad]