ボイストレーニングと睡眠の関係と対処法〜寝不足が与える歌への悪影響〜

こんにちは！
エニタイムミュージックスクールのオカピーです！

今日は「歌と睡眠の関係」について。

歌うと喉がカサつく
いつもより集中力が続かない
高音が出しにくい

睡眠不足の翌日、こんな経験ありませんか？

しっかり睡眠をとるのは歌うことにとってすごく大切なことです！
寝不足で歌ってもあまり本調子で歌えないというのは何となく予想はつくと思いますがそんな時どうしたらいいのでしょうか？
睡眠と歌の関係について考えてみましょう。

歌・ボイトレには睡眠がとても大切！

歌はスポーツにとても似ています。
体の状態=声のパフォーマンスに直結します。
体を楽器にしている以上、身体の状態がそのまま声に反映されます。
スポーツ選手並にストイックな生活を心がけるよう必要はありませんが「楽しく歌うにも体が資本！」ということを念頭に置いておきましょう！

寝不足が与える歌への悪影響とは？

寝不足は歌に大きく影響を与えます。
でもどうして？
歌う人にとってなぜ睡眠不足が良くないのか解説していきましょう。

声帯のむくみで声がカサついたり、枯れやすくなったり、寝不足の翌朝に声がかすれた経験はありませんか？
朝まで飲んだり、カラオケに行ったりして朝方、声が枯れていた経験はありませんか？
これらはすべて睡眠不足による声帯の疲労が出ている状態なんです。

歌への悪影響①声帯の疲労が回復しない！

寝不足により、身体の疲労とらないのと同じように声帯も疲れがとれていない状態に陥ると歌のパフォーマンスに大きく影響します。
体の疲れが取れていない状態では体も声帯も固まっています。
その状態で歌ってもなかなかいつも通りに声をコントロールできないのです。

歌への悪影響②集中力が続かない！

寝不足により集中力が持続できない状態では気持ち良く歌うことができなくなるのも容易に想像つきますね。
そんな日はおとなしく早めに寝るのが勝ちです！
無理はしないでゆっくり休みましょう。
十分な睡眠をとってまた楽しくボイトレできる時にやる！
この切り替えも大切なんですよね。

起床後すぐに歌うのはNG！

補足ですが「起床後すぐに歌う」というのも寝不足の状態と同じく避けた方が良いでしょう。
起床後すぐは声帯も寝起きの状態、つまり動きが悪い状態なのです。
また、しっかり目覚めていない状態なので集中もできないでしょう。

起床して歌う場合には、

水分をしっかり取る！
柔軟をしっかりやって声も少しずつ出していく！
しっかり目が覚めてから本格的にボイトレをする！（※起床して3時間後が目安）

いきなり全力で歌ってしまうと喉を壊してしまう原因になってしまうのでこれらのルールを守ってボイトレをするようにしましょう！

寝不足だけど歌いたい！そんな時にしておきたい対策！

寝不足でそんなに集中力も保てない、でも少しでも良いからボイトレしたい！
という方は以下のような点に気を付けながら練習すると良いです！

休憩はいつも以上にこまめに取る！

いつもの練習でも休憩はしますよね。
ただ、寝不足の日にボイトレする際は「いつも以上に休憩」をとるようにしましょう！

これはとても大事です！
寝不足だと声帯はむくんでいる状態だと考えられます。
疲労も十分に回復していない状態です。
普段と比べても喉が乾きやすく、痛めやすい状態なので水分補給を入念にしながら、練習中は声帯が常に潤っている状態を心がけましょう。

空腹で歌わない！

水分補給とともにできることなら気を付けたいのがお腹の状態です。
空腹状態、逆に満腹の状態も歌うのには良くありません。
しっかり食事をとって食後、時間を空けて発声練習をするようにしましょう。
また、声帯の潤滑のために油分を摂取しておくのもオススメなので、その日の食事に揚げ物などをチョイスするのも良いですね！

高音などハードなボイトレは避ける！

睡眠不足の日には、ハイトーンやファルセットを多用したハードな練習はしないように注意しましょう！
寝不足の日のボイトレは無理は禁物です！
疲れている喉で練習する際には低めのキーの曲を選んで歌うようにしたり、負担の少ない基礎練習を多めにするなど工夫しましょう。
何より長時間の練習はNGです！
集中力が切れてきたら練習を中断するのがベターです。

体調不良時のボイトレについてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
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